2024年5月8日水曜日
三章 天上的なるものと地上的なるもの 3 種の起源
90ページ1行目、
「が、結論から申せば、動物的生命の創造の起源は物質界にあらずして吾々の天界に存在する。こちらへ来て吾々が学んだことは、宇宙が今日の如き形態の構成へ向けて進化の道を歩み始めた時、その監督と実践とを受け持つ高き神霊が更に高き神霊界より造化の方針を授かり、その方針に基づいて彼らなりの知恵を働かせたということである。」
「ベールの彼方の生活」では、このような感じで説明がされています。(長いので一部だけを紹介しています)
それから、人類の起源について調べてみて面白かったのは、Googleで「人類の起源」で検索した場合と、「人類の起源 スピリチュアル」で検索した場合とでは、まったく違った情報となっていることです。
90ページ16行目、
「が、造化に直接携わる神霊はいかに霊格が高いとはいえ全知全能の絶対神には劣る。そして宇宙の経綸の仕事はあまりに大きく、あまりに広いが故に僅かな不完全さが造化の進展に伴って大きくなって行った。それが単純な知能、とくに人間の如き低い階層の知能には事さらに莫大にそして巨大に見えたのである。何となれば、小さくそして未発達な知性には善と悪とを等しく見ることが出来ず、むしろ邪悪の方が目に止まりやすく、善なるものが余りに高尚にそして立派に思えて、その意義と威力を掴みかねるのである。」
私がこの文章に目が留まったのは、「小さくそして未発達な知性には善と悪とを等しく見ることが出来ず」という言葉です。
読者に伝えたいことと、私の受け止め方に違いがあることは承知の上で言わせてもらうと、「善と悪とを等しく見る」という発想自体が、私にはありませんでした。「神の視点って、どういうものなのだろうか?」と、興味を持ちました。
29ページ8行目、2 善と悪
「が、善も悪もともに唯一絶対の存在すなわち”神”に対する各人の心の姿勢を言うのであり、その一つ一つの態度がそれに相応しい結果を生むに至る必須条件となる。」
シルバーバーチの霊訓とはまた違った視点で「善と悪」について語られています。勉強になります。