シスター・エリスの物語2 · 19日 9月 2022年
ヨハネの福音書 1章31-34節 「最初、私もこの方がキリストであることがわかりませんでした。しかし、私がここで水のバプテスマを授けているのは、まさにこの方を、イスラエルの人々に紹介するためだったのです。」ヨハネはさらに続けました。...
シスター・エリスの物語2 · 11日 9月 2022年
「シスター・エリス、こんにちは。」 「あれから時々、セイエンさんのもとで座禅をして、お手伝いをするようになりました。」と、セシールは話しました。 「それは良いことだわ。」と、エリスは言いました。 「それと、今日はシスターの話が聞けるというので、とても楽しみにしていました。」と、セシールが言うと、...
シスター・エリスの物語2 · 10日 9月 2022年
「セイエンさん、今日はよろしくお願いいたします。」と、セシールが言いました。 「今日は、お手柔らかに頼むよ。」と、マシューが言うと、 「マシュー、それを決めるのは自分自身だぞ……。」と、セイエンは言って、...
シスター・エリスの物語2 · 10日 9月 2022年
「マシュー、私を誘ってくれてとてもうれしいわ。」 「今日は、どんなお話が聞けるのかしら。それと、精神統一ってどんなのかしらね。」と、セシールが話しました。 「君さえよかったら、いつでも声をかけるよ。」と、マシューは答えました。...
シスター・エリスの物語2 · 09日 9月 2022年
「エリス、昨日、ベラさんの家の前で、辺境の牧師とみんなで話をしたんだ。」 「その時、セシールが疑問に思ったことなんだけど、良かったら答えを一緒に考えてくれないかな?」と、マシューが話しました。 「いいわよ、あなたのお気に入りの女性ですものね。」と、エリスは、にっこりしながら答えました。 「まぁ、それは……、否定しないけど。」...
シスター・エリスの物語2 · 07日 9月 2022年
さっそく辺境の牧師は、ベラの家まで行くことにしました。 そして、しばらくして、ベラの家に集まってきた人たちに語りかけていきました。 ベンチに座っているのは、ベラの他にローズおばさん、そして、セシールという若い女性と、そのセシールをじっと見ているマシューでした。...
シスター・エリスの物語2 · 07日 9月 2022年
「牧師様、お久しぶりです。」 「もう、私はこんなお婆ちゃんになってしまいましたよ。」 「もし、新しく生まれ変わって神の国に行けたとしても、こんなお婆ちゃんの姿のままだったら嫌だわ。」と、ベラは話しました。 辺境の牧師は、エリスの町にある孤児院などを訪ねるために、ちょうど町の入り口まで足を運んでいるところでした。...
シスター・エリスの物語2 · 05日 9月 2022年
「ねぇエリス、聖書のことで、教えてもらいたいことがあるんだ。」と、マシューは尋ねました。 「もちろん答えるわ、私にわかることなら。」と、エリスは答えました。
シスター・エリスの物語2 · 04日 9月 2022年
神は、ご自身の一部を分け与えました。 神は、ご自身の愛を分け与えました。 神は、ご自身の一部と愛を分かち合いました。 愛を分かち合ったご自身の一部は、神の子と呼ばれました。 神の子たちは、みな兄弟姉妹たちなのです。 兄弟姉妹は、お互いが愛せるように個性を持ちました。 兄弟姉妹は、それぞれに相応しい衣服を身に着けました。...
シスター・エリスの物語2 · 26日 8月 2022年
ある大国の中に、『海の上の大聖堂』と呼ばれる陸続きの島があります。 この島に建てられた大聖堂の離れにある収容施設に、一人の司祭が幽閉されていました。 その司祭は、カインという名前です。 カインには、新たに司教となったアンドレという弟がいます。 カインとアンドレは、もともとは仲の良い兄弟でした。...