はじめに、他の物語などでは、無限、あるいは、霊そのものが創造主であるとされ、無という概念は存在しないとされています。
みなさんへのお願いとして、ここで書かれている物語は、いろいろある物語の中の「一つの物語」として読んで下さい。
スピリットである、エリスやシスターたちの仕事は、みなさんと愛を分かち合うことです。
私たちは、地球という星に誕生する前から霊的に存在してきました。
私たちには、物的な死はあっても霊的な死はありません。
生命に終わりはなく、この地球には、魂の進化のために生まれてきました。
創造主は、私たちの中に存在しています。
創造主は、愛と奉仕の光を照らしている無限の存在です。
それは、宇宙の真理です。
なぜ創造主が存在し、私たちは存在しているのでしょうか?
私は、未だに『原初』のことを知ることが出来ません。
私は、原初のことを『神秘(Mystery)』と呼んでいます。
同じように、終わりのことを知ることも理解することも出来ません。
それは、神秘なのです。
そのように神秘とは、『原因と結果の法則』を超えたものだと感じています。
私は、その大いなる神秘の中で、無から無限が創造されたことで、私たちは創造主が存在することを理解しました。
その無限のことを、私は『霊』と呼んでいます。
その無限である霊とは、「無でもあり、同時に、有でもある」ということを理解しました。
それは、生命です。
その無限である霊は、自らの中に気づきを得ました。
それは、意識と呼ばれ、無限の知性でもあります。
きっとこれらのことは、みなさんが大霊(Great Spirit)と呼んでいる概念であると感じています。
そして、無限である霊による気づきは、焦点というものをもたらし、その自由意志によって、無限のエネルギーを生み出しました。
その無限のエネルギーは、愛と呼ばれるものです。
その無限のエネルギーは、光と呼ばれるものです。
その無限のエネルギーは、叡智と呼ばれるものです。
また、無限のエネルギーは、やがて知的なパターンを有し、個性を有するまでとなり、共同創造主と呼ばれるようになりました。
そして、共同創造主によって、自然の法則が生み出されました。
あるいは、無限の中から見つけ出された。もしくは、自らの中に有した。と言えるかもしれません。
その共同創造主の一部は、私たちの住む『天の川銀河』を創造されました。
天の川銀河には、2000億の恒星が存在し、さらにそのような銀河が、宇宙には2兆個も存在すると言われています。
その共同創造主の一部のことを、人によっては、神と呼んでいるようです。
無限のエネルギーは、無限の多様性を生み出し、さまざまな焦点を得ます。
無限(あるいは霊)における、無限の多様性によって生み出された、さまざまな焦点のことを魂と呼んでいる人もいます。
また、言葉に対する認識の違いから、魂を無限とし、霊を焦点として伝えている場合もあります。
私たちのように、無限の焦点の一部たちは、共同創造主である神々によって生まれました。
この無限の焦点の一部たちは、神の一部、あるいは、ミニチュアの神、または、神の子と呼ばれています。
私たちは、無限の中のそれぞれ一つの焦点であり、個であると同時に全体でもあり、全体であると同時に個でもある。ということを理解しました。
やがて私たちは、悠久の時を重ねて、私たちを生み出した共同創造主の神々へと進化し、その仲間入りをする機会が訪れるかもしれません。
けれども生みの親である、その共同創造主である神々から、私たちの存在は、かつての自分たちであることを伝えられています。
そのように伝えられていることから、地上の時間の概念は、神々のそれとは、大きく異なることを認識しました。
さらにそのことを、どのように理解していけば良いのでしょうか?
時間を直線的なものと考えている限り、「永遠の今」という概念を理解することは難しいかもしれませんが、過去、現在、未来は、永遠の今に含まれていると、私は理解しています。
私たちは、無限の中(過去・現在・未来の全てを含む宇宙の時空間)のどこを焦点としているかの違いはありますが、どのような存在であるとしても、創造主と一つであることに変わりはないのです。
私は、再び、この地上世界でこのことを発見しました。
私たちは、創造主と一つであったのです。
今も、創造主と一つなのです。
私たちは、みんな兄弟姉妹です。
私たちは、いつの時代であっても、どんな場所であっても、みんなつながっているのです。
私たちは、その愛を分かち合うことで、真の幸せを得られます。
エリスとシスターたちの仕事は、創造主の愛を、創造主と共に、みなさんと分かち合っていくことなのです。
私たちは、そのようにして、創造主と共に歩んでいます。