お酒をやめた日(中)

 それでは、前回の続きになります。このことは、読書会・足立会場でも紹介したことですが、神にアルコールをやめることを誓ってから、ちょうど10回破ってしまった時の話になります。(情けない話ですが……、神に誓う前は、二日酔いの度に、お酒を二度と飲まないという決心をしていました。)

 

 前回では、思っていたよりも楽な禁酒であることを書いていましたが、今年のはじめになって、周りの状況がかなり変わってしまいました。

 具体的には、私がお酒を飲まないことで、「誰々とはお酒を飲んでくれたのに、俺とは飲んでくれない。」とか、「一緒にお酒が飲めないのは寂しいね。」とか、「少しだけだったら、大丈夫でしょ。」というようなことを、まるで私の知らない所で打ち合わせをしたかのように、次々とお酒を飲むお誘いがきたのです。

 また、そういう時に限って、どこにいようが、居酒屋のママや飲み仲間の寂しそうな顔が、私の心を占領してくるので、とうとう10回も誓いを破ることになってしまいました。

 

 (何より辛いのは、その誓いを破ったことが霊界側はわかっているということでした。隠すことが出来ないのですから……。)

 

 そして、最後のお酒を飲むことになった、ある居酒屋の出来事があります。それは、職場の人とけっこうお酒を飲んだあと帰宅していたのですが、その時、自宅近くの居酒屋に立ち寄って、一人で飲みなおすことにしました。いわゆる、はしご酒です。

 

 その時、けっこう飲んでいるのは、自分でもわかっていましたが、その居酒屋に入ってから、何かがおかしいと思いました。

 何故なら、その居酒屋でのすべての場面や出来事を、すでに私は経験していたからです。何故?こんなことが……。

 

 相手がしゃべることも、私がしゃべることも、その時、偶然にも上の子の同級生がいて、私に話しかけてきたこと。それだけではなく、次にこういうことを言うんだよね、と思いながら、そのとおりに進んで行くこと。さらに、翌日、上の子が、その同級生と会ったことなど、二日間にわたる出来事を、何故かすでに経験していたのです。

 

 最初は酔っぱらっていたので、上の子の同級生が、「○○君のお父さん、○○だけど覚えていますか?」って言った時、「えっこの前会って、同じこと言ったばかりじゃん、人間って、過去に起こったことを、すっかり忘れて、そっくりそのまま同じことを繰り返すことがあるんだなー」って思っていました。

 しかし、その子と一緒にいる友達を見て、「あれっこの前と全く同じだ・・・?」、「次にこの子、こう言うんだよね……」と、言葉には出さないけれども、その場面をすでに見てわかっているのでした。

 さらに、自分が話す言葉も、予定通りに進んでいる……。ん、まてよ?それで、さすがにこれはおかしすぎると自分でも気がついたのでした。

 

 その時、すでに経験していると思っていたことが夢だったのか?今、実際に経験していることが夢であるのか?それすらも自信がなくなって、三日間くらい、自分の思考がグルグル回ってしまいました。(結局、何が何だかわからないのです。)

 

 これは、自分にとっては、非常に恥ずかしい出来事となりました。「どういうことだ?どういうことだ?」と考えていると、その時、居酒屋にいた人たちが、どういう目で私を見ていたのかが、だんだんわかってきたからです。

 恥ずかしくて、恥ずかしくて、隠れたいけど、隠れることが出来ないという経験は、まるで自分の魂を丸裸にされて、自分で自分を裁くということと同じ経験をさせられたような気がします。

 

 (読書会では、もしかすると、数日前にアカシックレコードを見せてもらったせいなのではないか?という話が出ました。)

 

 こういう経験から、さらに、自分の中の何が問題であったのかがわかってきました。

 

 「お酒をやめた日(下)」に続きます。