霊訓原文1~40


 

 

 1. (霊的真理の光は少しずつ暗闇を貫いていくものです)

 かつてパウロは、ダマスカスへの途上で、天からの目のくらむような光に打たれて回心しましたが、世界がそのように突然に変わることはありません。霊的真理の光は、人びとが少しずつ真理を理解し、神の使徒となる人が増えていくにつれて、徐々に暗闇を貫いていくものなのです。
 霊的なことには、常に慎重な成熟と進歩が必要です。急に信仰を変えるというようなことは、長続きしないもので、私たちはいつも、永遠の尺度でものを見つめながら仕事を進めているのです。

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 2. (暗闇の中でも決して希望を見失ってはなりません)

 まわりがすべて真っ暗であっても、決して希望を見失ってはなりません。そして、あなた方に協力して、人類の魂を高め、地上の世界をもっと良くしていこうとしている霊団の努力は必ず実を結ぶことを信じてください。その霊団には、宇宙最大の力がついてくれているのです。

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 3. (苦しみや悲しみなしには価値あるものは手に入りません)

 真に価値のあるものは、苦しみや悲しみを味わうことなしには手に入れることができないのです。その教訓を、この地上世界なりの方法で学んでいかねばなりません。私たちは、この物質世界の無知迷妄を打ち破ろうとしています。私たちの教えは、いま、世界の至るところで人びとのこころを啓発していますが、霊的な光が地上に浸透していくにつれ、唯物主義の暗闇も少しずつ消えていくことでしょう。

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 4. (神から授けられた理性を用いて十分に私たちを吟味しなさい)

 私たちは、理性で考えるな、ただ、信じなさい、とは決して言いません。あなた方は、神から授けられた理性を用いて、私たちを試しなさい、十分に吟味してみなさい、と言っているのです。もし私たちの言っていることに、少しでも、品性に欠け、思いやりがなく、道義に反することがあると思われたら、どうぞその時は、私たちを拒絶してください。

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  5. (あなた方は肉体を通して自己を表現している霊です)

 地上のあなた方は、自分で自分たちを救う方法を学ばねばなりません。予め用意された救いの道はなく、すでに出来上がった救済組織もないのです。あなた方が生命の現われと思っているものの背後には、不滅の霊的存在が控えており、あなた方地上世界の子たちは、肉体を持った人間であると同時に、肉体を通して自己を表現している霊であることも学んでいかなければなりません。

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 6. (地上のあらゆる宗教組織や宗派間の対立も消えていきます)

 私たちの教えが地上に広がっていくと、諸国民の間の区別は一切なくなっていくでしょう。国家間の垣根は取り払われてしまいます。人種差別や階級による差別、皮膚の色での差別もなくなり、教会、寺院、モスクなど、地上のあらゆる宗教組織や宗派間の対立も消えていきます。それぞれの宗教は、互いに神の真理の一部を共有していることがわかるようになり、自分たちの宗教の中心になる大切な教えは、他の宗教で信奉されている教えの核心部分とも決して矛盾することがないことも理解していくようになるのです。

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 7. (地上ではなぜ最大の殺人者が勝利者なのでしょうか)

 地上の世界では人びとは、紛争は流血によって解決されると考えています。しかし、いまだかつて、流血によって紛争が解決された例はありません。流血はまったく無用で、それでは道は開けないのです。人々はなぜ神から授けられた理性を働かそうとしないのでしょうか。なぜ人々は、できるだけ多くの人を殺すことが唯一の解決手段と考え、最大の殺人者が勝利者であると考えるのでしょうか。あなた方の地上の世界というのは、おかしな世界ですね。

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 8. (何故人々は無知のままでいたがるのでしょうか)

 光が与えられるのに、何故人びとは闇を求めようとするのでしょうか。知識を得ることができるのに、何故無知のままでいたがるのでしょうか。叡智のかわりに、何故人びとは迷信を取り入れるのでしょうか。霊魂の生きた真実に目覚めようとはせずに、何故死に体になってしまって価値のない教条を後生大事に守ろうとするのでしょうか。広大無辺の霊的叡智が大海原のように目の前に広がっているのに、何故人々はほこりにまみれた神学にしがみつくのでしょうか。

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 9. (足枷を外せるのに外そうとしない人たちがいます)

  外すことができるのにその足枷を外そうとせず、すぐにでも自由になれるのに奴隷状態のままで居続けながら、それでいて自ら選んだ暗闇の中で救われようとして無意味な手探りを続けている人びとがいます。その人たちは、あまりにも長い間鎖につながれてきたために、その鎖を外すことさえ不安になってしまっているのです。かごの中で長い間飼われてきた小鳥が、急にかごから放たれても、飛べるかどうか、不安を覚えるのと同じです。

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 10. (霊界の指導霊たちが眼に涙を浮かべていることがあります)

  この地上には、折角神の子たちを目覚めさせることのできる絶好の機会がありながら、それらの貴重な機会を全く生かしてこなかったことを後になって気がつくような人びとがいます。私は霊界にいて、多くの指導霊たちが、時折眼に涙を浮かべながら、地上のそのような人々の愚かさを見下ろしているのを眼にすることがあります。そしてまた、時折、この地上の誰かが世界に新しい希望の光を灯すような善行を施している時には、その指導霊たちが、満面に微笑をたたえているのを見ることもあります。

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 11. (一人一人に完璧な公正が与えられていることに気がつく筈です)

 何事も目の前の結果だけで判断してはなりません。あなた方は物質の目でしかものを見ていないのです。あなた方がもし、霊の目でものを見ることができるなら、神の子であるあなた方一人ひとりには等しく、完璧な公正が与えられていることに気がつく筈です。私はあなた方の祈りや、時には他の人びとの祈りにも耳を傾けることがありますが、もし神がそれらのすべてをそのまま聞き届けられたら、その結果はむしろあなた方にとっては、喜ばしいものにはならないと思うことがあります。

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 12. (死後霊界へ来た多くの人たちと私は話したことがあります)

 死後霊界へ来た多くの人たちと私は話したことがあります。しかし、誰に聞いても、霊の目でものを見るようになってからは、神から大きな慈愛を受けることはなかったという者は、一人もいませんでした。

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 13. (神が戦争を起こさせているのではありません)

  ---この地上には、戦争、苦しみ、精神的肉体的苦痛、病気、悲しみ、愛、憎しみ、喜び、幸せなど、いろいろな出来事が起こりますが、これらはすべて人類の進歩と発展には必要なもので、神の計画の一部になっているのでしょうか。

 いいえ、違います。神が戦争を起こさせているのではありません。病気も神が与えているものではありません。これらはすべて、人間が神の子として授けられている自由意志を誤用して、みずから引き起こしているものです。人間には学ぶべきことがいろいろとありますが、それらは、お互いに苦しめあったりひどく傷つけあったりしなくても学べるものです。人間が勝手に犯している過ちを神の行為と取り違えてはいけません。

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 14. (すべてお互いに分かち合わねばならないのです)

 神から与えられた賜物は人々の間で公平に分けられなければならないことを、あなた方は学ばねばなりません。この地上の世界には、食べ物さえなくて飢えている人がいるというのに、一方では、有り余るものをもって食べ遺している人もいます。もちろん、これは間違いです。あなた方は持っているものはすべて、お互いに分かち合わねばならないのです。こんなことは当たり前で、わかりきったことではないでしょうか。

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 15. (奉仕する人には必ず神のご加護があるのです)

 財産への執着を捨てなさい。神の法則は完璧なのです。もしもあなたが自分の財産などより人に奉仕することだけを考えて生きていくなら、その時には必ず神があなたを助けてくれます。あなたであっても誰であっても、奉仕する人には必ず神のご加護があるのです。そんなことがあるものかといわれるなら、私はそれが事実であると断言します。奉仕こそが神の法則に沿った唯一の正しい生き方だからです。神の法則は完全無欠ですから誰もその法則から免れることはできません。ですから、神の法則を学びそれを実践することが何よりも大切です。

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 16. (私たちはあなた方の理性に訴えて真理を述べています)

 私たちはあなた方の理性に訴えて真理を述べています。ですから、もし誰かが、それに疑問を持つようなことがあれば、私たちが伝えていることには真実の神の刻印がおされていることをどうぞ思い起こしてください。私たちの教えは、あなた方の品位を貶めるものではなく、あなた方の知性を汚すものではありません。他人に対する奉仕や善意、清廉さを退けるものでもありません。それどころか、私たちの教えは、あなた方に内在する神性に気付かしめ、その結果、神との絆を意識するようになって、あなた方の行動のすべてに神の意思が反映されるようになっていくことを目指しているのです。

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 17. (この地上を神のように歩くこともできるのです)

 あなた方一人ひとりには神が宿っています。あなた方はまた、いままで、いろいろと進化の過程を経てきましたから、一人ひとりの内部には動物性の痕跡も残っています。しかし、あなた方のうちにある神の霊力こそあなた方が受け継いできたどのような遺伝や痕跡よりも大切で偉大です。その霊力を働かせ発揮していきさえすれば、あなた方はこの地上を神のように歩くこともできるのです。

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 18.  (人間が神の法則に従って生きていくほかはありません)

 一人ひとりの人間の内には、どのような病気でも克服し、いかなる困難をも乗り越えることができる力が秘められています。でも地上ではそのことが意識されていません。誰でも失意の底にある時には、いつでも引き出せる大きな力の貯蔵庫をもっているのです。それも、天国が自分の内にあるからです。それが何故理解されないのでしょうか。そのような高位の霊的存在に近づいていくには、人間が神の法則に従って生きていく以外にはありません。しかし、そのような生き方をしている人間は本当に少ないですね。

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 19. (ことばや思考のあり方もあなた方の人生を大きく左右します)

 人生はあなた方の行為だけではなく、あなた方のことばや思考によっても成り立っているのです。行為だけがすべてであると考えないでください。たしかに行為は大切ですが、ことばや思考のあり方もあなた方の人生を大きく左右します。それなのに、多くの人々が思考の主人ではなく思考の奴隷になってしまっているのは悲しいことです。

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 20. (あなた方はまだこの皮膚の色が持つ意味を理解していません)

 私たちはみんな、一人ひとりが神の分身です。神は、ある者には赤く、ある者には黒く、ある者には黄色に色をつけ、そしてある者には色をつけませんでした。しかし、このように人によって色が違うようにしたのは、神のお計らいの一部なのです。
 いつの日か、あなた方地上の世界でも、神の法則がゆきわたり、これらの皮膚の色が混ざり合って、こころからの愛で結ばれて共に生きるようになったとき、初めて調和が訪れます。あなた方はまだ、この皮膚の色が持つ意味を理解していません。それぞれの色にはみんな大きな目的があり、生命の法則に寄与しているのです。

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 21. (どのように人を助けるか誰を救うかは問題ではありません)

 あなた方の一人ひとりが神の分身であることを忘れてはなりません。一人ひとりが、神のみ業を、力を、愛を、智慧を広めるために、尽くすことができるのです。あなた方が力の弱い人たちを助けようとする時には、そのあなた方を通じて必ず神の力が働きます。
 どのように人を助けるか、誰を救うか、あるいは、どこで暗闇に光明をもたらすかは問題ではありません。大切なことは、失意の人を立ち上がらせ、弱い人に力を与え、暗闇には光を灯し、そして、飢えた人には食べ物を、寝るところがない人には寝場所を与えることです。

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 22.その霊力は地上の人間のあらゆる社会的区別を無視します

 その霊力は、地上の人間のあらゆる社会的区別を無視します。地位、肩書き、身分、人種、国籍、或いは階級のようなものには全くこだわりません。どこにいても、誰であっても、霊力に応えられる人たちには眼を向けて、真理の根源である神からくるその力で彼らを満たします。そのうえで、彼らのこころに光を灯し、魂を奮い立たせ、神の園での働き手にさせていくのです。

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 23. (誰でも完全な信仰をもてばその報いは与えられるのです)

  神は無限の存在で、あなた方はその神の分身です。もし神に対する完全な信仰と正しい生き方を守れば、あなた方は神の恩寵にあずかるでしょう。
 誰でも、完全な信仰をもてば、その報いは与えられるのです。たとえ飢えても、完全な信仰を捨てなければ、その人が救われないことは決してありません。


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 24. (神の法則を働かせさえすれば必ず大きな成果が得られるのです)

 何かをしようとする時、人々はまず、それはうまくいかないのではないかと恐れます。その恐れがこころの波長を乱してしまうのです。しかし、完全な信仰はそのような恐怖を吹き払ってしまいます。「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう」と、むかし、神の法則をよく知っていた人・イエス・キリストは教えました。
 イエスは、実際に、神の法則を働かせれば常に偉大な力が現われることを人々に示しました。だからあなた方も、そのように神の法則を働かせさえすれば、必ず大きな成果が得られるのです。

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 25. (あなた方は自身の内部に莫大な富をもっています)

 あなた方は自身の内部に莫大な富をもっています。神の子だからです。この地上の世界には、その富に比べられるほど大きな富や財産は一つもありません。あなた方自身のこの富をどうぞ見つけてください。あなた方の中で泥に埋もれてしまっている魂の宝石を自分で掘り出していってくれることを霊界の私たちは切に願っているのです。

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 26. (まだ見たこともないものを信じる人たちは幸せです)

  ただ信じるだけの信仰であるならば、嵐が吹けば倒れてしまいます。しかし、知識に根ざした信仰ならば、強固な基礎の上に築かれていますから、どんなに強い風が吹いても、揺らぐことはありません。
 まだ見たこともないものを信じる人たちは幸せです。しかし、知っていてそれが故にまだ自分たちに明かされていないものをも信じられる人たちはさらに幸せです。その人たちは、宇宙の摂理が愛と叡智の力で働いていることをよく知っているからです。

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 27. (こころに悪がなければ善だけが寄ってきます)

 こころに悪がなければ、善だけが寄ってきます。善が存在できるのは善の支配する世界だけだからです。そこでは、霊界からの神の使徒以外にはあなた方の前に現われません。だから何も恐れることはありません。あなた方を包み込んでいる力、あなた方を支え、導き、元気づけてくれる力は、すべて神から発せられているのです。

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 28. (恐怖は無知から生じるものだからです)

 完全な愛は恐怖を追い散らします。また、知識があれば恐怖を寄せつけません。恐怖は無知から生じるものだからです。愛があり信頼があり知識があるところには、恐怖は入り込むことができないのです。進化した魂の持ち主ならば、自分の人生で克服できないような出来事は決して起こらないことをよく知っています。だから、どんな場合にも恐れを抱くことはありません。その人には神が宿っているからです。

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 29. (恐怖は魂を閉じ込めてしまう牢獄を作ります)

 恐怖は魂を閉じ込めてしまう牢獄を作ります。恐怖の波動で乱されることなく、それを乗り越えていかねばなりません。誰にもやり遂げる力はあるのです。そのことを知り、完全な信仰と自信と信頼をもって、こう言ってください。「私には神性が宿っており、どのような状況も私を揺るがすことはできない。私の魂にはあらゆる困難に打つ勝つ無限の力があるのだ」と。人にはどのような環境をも乗り越えていける力が与えられています。それなのにあなた方は、その無限の神性の力を自分で制限してしまうのですか。

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 30. (永遠の尺度でものごとを判断してください)

 天の法則に反することでさえなければ、霊界にいる私たちは地上のどのような障害も取り除くことができます。あなた方が時には耐え難いような重荷を背負っている時には、私も、自分の進歩を犠牲にしてもその重荷を取り除いてあげたい思うことがあります。しかし、大切なことは、あなた方がその重荷の意味を学び、自分で十字架を背負っていくことなのです。この人生がすべてなのではありません。永遠の尺度でものごとを判断してください。

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 31. (あなた方は自分が持つ神の力を殆ど信じようとはしません)

 物質世界に生きるあなた方が、自分たちは人であると同時に神であることを知れば、人生はどんなにか楽になることでしょう。悩みなどはなくなり困難もすべて取り除かれてしまいます。しかしあなた方は、自分が持つ神の力をほとんど信じようとはしません。あなた方が考えている人間とは物質世界の人間だけです。しかし、人間には神性があり、それは神のものなのです。

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 32. (あなた方の力で乗り越えられない困難はありません)

 あなた方は霊性を磨き上げるためにこの地上に生まれました。霊性を向上させていくために、あなたが方はいろいろな困難にぶつかっていきます。しかし、この世のどんなに困難なことでも、あなた方の力で乗り越えられない困難はありません。この世の困難はすべて物的なものであり、あなた方は神の分身だからです。

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 33. (私があなた方にお教えできるのは神の法則だけです)

  私があなた方にお教えできるのは神の法則だけです。あなた方はむかし神の王国は自分自身の中にあると告げられました。神はあなた方の外にあるのではありません。物質世界の慌しさの中に見出せるものではありません。あなた方の魂のなかに存在しているのです。
 神の摂理は一分の狂いもなく完全に働きますから、ごまかしは一切、通用しません。悪事を犯して罰を逃れることは決してできませんし、善行を施して報酬を受けずに終わることも決してありません。物的な尺度で永遠を測ろうとしないでください。大いなるものを見ないうちに小なるものを判断してはなりません。

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 34. (彼らはみんな異口同音に神の法則は完璧であるというでしょう)

 霊界から地上へ通信する霊たちに聞いてみてください。彼らはみんな異口同音に、神の法則は完璧であるというでしょう。彼らは、もうこの世に戻りたいとは決して考えません。あなた方は平安を外に求めますが、永遠の安らぎはあなた方の内にあることを知ってほしいのです。最大の財産は物ではなく霊の持つ富です。

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 35. (私たちが嘆いていないとでもお思いでしょうか)

 地上への使命がまだ十分に達成できたとは思えないのに、私たちが幸せであるといえるでしょうか。地上の子らが生きていくための食べ物さえ手に入らないというのに、あるいは、地上で偽りの教えが神の名の下に述べ伝えられているのを耳にしながら、私たちが嘆いていないとでもお思いでしょうか。
 光があるべきところに闇だけがあったり、自由であるべき人々が欲望の虜になっていたり、地上ではさまざまな混乱状態が渦を巻いています。その様子を目の前にしている私たちが、悩むことはないとお考えでしょうか。
 哀れで私たちも胸がいっぱいになるのです。なんとか神の愛が私たちを通じて地上の世界にゆきわたるようにと努めているのですが、地上では、あまりにも多くの人々が自分たちの資産であるはずの物を奪われてしまっています。神は必要なものはすべて十分に与えてくださっているのに、彼らにはそれが届いていないのです。他の人々が飢えているときに自分だけが豊かで飽食しているような人は、決して偉大な魂にはなれません。

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 36. (苦しんでいる人より私のほうがもっと苦しむこともあります)

 私たちが仕事をしていて時折ひどく辛い思いをすることがあります。あなた方が苦しんでいる時でも、時には、黙って側で見守っていなければなりません。霊性の向上のために苦しんでいる時に、私たちは助けてはいけないのです。その苦難を乗り越えたときには、それはあなた方の勝利であり、私たちの勝利にもなります。乗り越えられなかったら、それはあなた方と私たちの敗北です。あなた方の闘いは常に私たちの闘いです。ただ、あなた方を助けるために指一本も触れてはならないのです。
  助けてはならないことを知っていても、苦しみの様子を見ていて涙を流したこともあります。それが神の法則なのです。苦しんでいる人より、私のほうがもっと苦しむこともあります。

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 37. (すべてが順調に進んでいる時には霊性の向上はありません)

 あなた方の問題を私が解決してあげることはできません。あなた方にどうすればよいかと指図することは、あなた方の自由意志に干渉することになります。私が、もし、霊媒に対して、するべきこと、してはならないことを教えたら、霊媒の自由意志は損なわれます。霊的な成長も望めなくなってしまうのです。
 あなた方は困難な問題を自分で解決していくことによって、霊的に進歩していきます。霊性が向上するのは、あなたが困難に直面している時で、すべてが順調に進んでいる時には、霊性の向上はありません。しかし、時には、あなた方の判断に干渉することが正しいと思えることもあります。

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 38. (蒔かれた種は刈り取られなければなりません)

 戦争が起こると、多くの人が、「神はなぜ戦争を止めないのか」、「神はなぜ戦争を防ぐことができなのか」と言います。しかしそれは常に、神の法則を守ろうとしなかった人々が責任を負うべきです。
 地上世界で何をやっても、その結果から免れると考えてはなりません。私たちも神の法則を曲げることはできないのです。蒔かれた種は刈り取られなければなりません。利己主義の種を蒔けば、その結果を刈り取るのは蒔いた人です。高慢、嫉妬、妬み、貪欲、悪意、不信、懐疑など、これらのどれもが、実を結ぶ時には、戦争を起こし、困窮を生み出し、不和となるのです。

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 39. (神の法則に逆らって生きるものは必ず代償を支払わされます)

 神の法則に逆らって生きるものは、個人であれ団体であれ、或いは、民族であれ国家であれ、必ず代償を支払わされます。私がいつも言ってきたように、神の法則は完璧に働いているのですから。時には、あなた方には結果が見えないこともあります。しかし、原因と結果の因果関係は常に変わることがありません。それが神の法則だからです。このことについては、私は何度も話してきました。ここでもう一度繰り返しておきます。この世を動かしているのは大法則、つまり神の法則だけなのです。

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 40. (人間が物質にばかり眼を向けるのは大きな誤りなのです)

 何事も神の法則に背くのではなく従うことによって計画を進めていかなければ、至る所で混乱、破産、災害、破滅がもたらされるでしょう。だから私たちは、永遠に変わることのない霊的真理だけを教えようとしているのです。物質的な物がすべて腐り、塵になってしまった後も、その霊的真理だけは、いつまでも残り続けます。人間が物質にばかり眼を向けるのは大きな誤りなのです。幻影だけを追いかけ、永遠を忘れてしまっているからです。これは単純な真理ですが、地上ではまだこのことがわかっていません。